物流業で「外注か内製か」を判断するときの考え方
物流業では、配送の一部を外注するか、ドライバーを採用して内製化するかという判断が繰り返し出てきます。コストだけで比較すると判断を誤ることがあります。
コスト比較が不十分な理由
外注と採用のコストを単純に比較する場合、採用側のコストを過小評価しがちです。給与だけでなく、社会保険料・教育コスト・管理負荷・離職した場合の採用コストを含めると、採用の実質コストは表面上の数字より高くなることが多い。
判断に使う3つの問い
1つ目は「その業務は、自社の強みに直接つながっているか」です。顧客との接点になる配送業務を外注すると、顧客情報やフィードバックが自社に蓄積されにくくなります。強みに直結する業務は、内製化を検討する価値があります。
2つ目は「その業務の量は、今後3年で増えるか、減るか」です。増える見込みがあれば採用投資が回収できる可能性が高い。季節変動が大きい業務なら、外注の方が柔軟に対応できます。
3つ目は「採用した場合、適切に評価・育成できる体制が社内にあるか」です。この体制がない状態で採用すると、入社後に機能しないケースが多い。
判断を急がないことも選択肢
外注か採用かの判断は、急ぐ必要がない場合も多いです。まず外注で始めて、業務量と品質を確認してから採用を検討する、という順序が現実的なことがあります。判断を急いで採用した結果、業務量が想定より少なく、採用した人員を持て余すケースも見てきました。
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